
屋根から発生する雨漏りには、必ず原因と対策が考えられます。屋根から雨漏りが発生する場合のひとつは、屋根のパーツがずれてしまっていることが考えられます。隙間から雨漏りが発生しますので、対策としてはずれた部分を直せばよさそうですが、それだけでは足りません。ずれた部分を外して、その下にある棟板金や谷板金の場合は、その部分を外して中の板を取り替える必要があります。
中の板はシミになっていて劣化しているからです。板を取り替えた上で、新しい板金を張り合わせて終了です。スレートを利用している場合には、スレートがひび割れている可能性があります。スレートのひび割れが確認できた場合は、ひび割れが発生しているスレートを新しいものに取り替える必要があります。
新しいスレートは、日焼けをしていないため、色が違う可能性が考えられます。色が違う場合でも時間の経過とともに周りのスレートの色と同化してくるため心配はありません。スレートが浮いている場合は、新しいスレートに取り替える必要はありません。スレートを元の位置に戻して終了になります。
瓦の場合は、スレートや板金の場合と異なり、瓦を外すと漆喰が出てきます。瓦にヒビが入り、雨漏りが発生している場合は、漆喰も一緒に取り替える必要があります。漆喰は、濡れていたり傷んでいる部分はありますが、すべての漆喰を剥がす必要があります。漆喰を一部分だけ剥がして新しい漆喰を塗っても古い漆喰とは馴染まず、剥がれてしまうからです。
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